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予想・予測ではなく想定・想定外から投資・トレードの利益を上げる仮説構築の重要性

2024年4月25日

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仕事をしながら投資・トレードをしています🔶インデックス投資とスイングトレード🔶オプション・分割売買による柔軟なリスク管理を採用🔶取引銘柄は日本株(かぶオプ)・米国株(米国株オプション)・通貨(FXオプション)・株価指数(日経225オプション/先物)・商品先物と幅広く🔶FP資格勉強中

予想をするトレーダー

先日の株価市場の下落を見て思います。
多くの人は、まさかイスラエルとイランの問題が、
株価指数下落に関わってくるとは思わなかったでしょう。

株価指数下落自体は2・3か月前には「予想」していた人がいたと思います。
大きく上昇すれば、その後の下落も激しいと。
そう思った多くのトレーダーが、日経平均は天井だと思い、ショートして焼かれました。

彼らの「予想」は外れました。
数か月後、日経平均は下落し彼らの目線は合っていました・・・が
いつ下がるのかという「予想」が間違っていました。

すぐに忘れる市場参加者

『投資で一番大切な20の教え』、『市場サイクルを極める』などの著書で有名な、
ハワード・マークスは、著書の中で、
市場参加者の記憶は長く続かないことに言及しています。

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著書の文脈では、悲観相場から楽観相場までの1サイクルより前の過去は
忘れ去られているというような意味だと思いますが、
私は、1・2か月ですら忘れ去られているのではと感じます。

日経平均の上昇でも、「下落をするだろう」と思う人はいました。
しかし、あまりに上昇してしまったので、
その時の強気の市況に影響されてしまい、その後の下落の可能性を忘れ、
すっ高値で大きな株買いをしてしまう人も結構いたでしょう。

「予測」ではなく「想定」することの重要性

一つ思うことは、彼らは「予想」ではなく「想定」をしていたなら、
また違った売買ができただろう
ということです。

短期トレードで言われることがあります。
「予想ではなく、値動きを想定する。そして、トレードは値動きに対応する」。
この短期トレードの重要なエッセンスを、市況変化の把握に応用できないでしょうか。

「想定」をすれば「対応」ができ、忘れることは少なくなり、
他の忘れっぽい市場参加者よりも比較優位を得られるのではないでしょうか。

難しいのは、想定を行っても、それが「いつ起こるのか」ということです。

何か予兆があればいいのでしょうか。
けれど、はっきりしすぎた予兆があった時には織り込まれて、
下落トレンドが始まっているでしょう。

短期売買では下落トレンドに「対応」すれば利益に変えられますが、
個別株のヘッジなどはそれではタイミングが遅すぎます。

私のケース

私が実際に感じた予兆は、コール売りがしやすくなった市況でした。
しかし、例外に漏れず、私は大きな下落の可能性を忘れ、
あまり真剣に考えていませんでした。
プットを買うタイミングを逸してしまったなと、ちょっと悔やんでします。

もし、日経平均の下落の可能性を、
数か月忘れずに「想定」していたらどうでしょうか。
コール売りではなく、積極的にプットを買うタイミングを狙えたかもしれません。

想定から外れたり、想定できないと対応が難しい

FRBの急激な利上げによる、米国の景気減速によるハードランディング「予想」が
市場のセンチメントになったことがありました。
事実、景気は少し冷え込んだ面もありましたが、
底堅さを示すファンダメンタルによって、株が上昇する適温相場が生まれました。

ハードランディング「予想」は一時的に外れました。
あなたなら、今後をどう「予想」あるいは「想定」をしますか?
難しいと思われた方は、全くその通りだと私も思います。

「対応」が難しいのは「想定」から外れた場合や「まったく想定できない」場合です。
想定外なのですから、まったくもって思っていたことと違うわけです。
「想定外のことを想定しろ」というのは原理的に無理な面があります。

けれど、市場は想定外のことばかり起こります。
市場に必要な専門知識は多岐に渡り、すべてを理解することは不可能です。
すべてのニュースを一定以上の理解度で読み解くことも不可能です。

ヒューリスティクス…人間の省エネ理解の仕組み

こういう時、人間はヒューリスティクスを使います。
「あまり判断エネルギーを消費しない方向で、物事を理解する」
という人間の特性です。

突発的な物事が発生したとして、
あまり物事を精査せずに、
「それが市場の反応がサプライズか否か」、
「それがファンダメンタルに沿った値動きか否か」で判断するということも、
ヒューリスティクスと言えます。

大衆心理は、あまり賢くない市場参加者の心理状態と言えます。
ただ、ヒューリスティクスの場合は、プロの市場参加者も逃れられません

もちろん現地やインサイダー情報により、
地政学リスクの予兆を高い確度で予期していた、
最も賢い市場参加者もいると思います。

その次に賢い市場参加者が何を持って判断するかというときに、
ヒューリスティクスはその判断ツールとして重宝されるだろうと考えられます。

ヒューリスティクスで利益を上げる

ヒューリスティクスを使う多くの市場参加者を利用して、
「利益」を上げる方法が3つあります。

1.人より先んじる

先ほどもインサイダー情報の市場参加者の例がありましたが、
個別株投資で、自分がその株に対して深い理解を持つことで、
他の市場参加者より先んじることです。

徐々にその株が注目を集めることで、
「深くは理解してないけれど市場は正しいから買い」と、
ヒューリスティクスを使う市場参加者が後から買って
利益が伸びていきます。

2.トレンドフォロー・モメンタムトレードをする

自分もヒューリスティクスを使い、
トレンドフォローやモメンタムトレードをすることです。

対応が合っていれば、きちんと利益になりますが、
イナゴになってしまうと、
遅れた分、リターンは減りリスクだけを引き受けてしまいます。

3.仮説を立てる

私が特に行いたいトレード法なのですが、
それは気づきから「仮説」を立てることです。

想定外のことを想定するのは無理なことです。
しかし、何かしら市況に変化が生じ、いつもと違う値動きになった時、
市況の想定はできなくても、軽い「仮説」は立てられるのではと考えています。

例えば、今回の株価下落時初期にはハイイールド債ETF HYGの価格が、
重要なサポートを割っていたということがありました。

この気づきから、
「何かしらの信用リスクの高まりがあり、リスクオフの予兆があるのでは?」と、
「仮説」を立てることで、一歩前へ進めるのでは思うのです。

もちろん、今回の例はHYGの知識を使っただけという指摘はあります。
ただ、「HYGの価格が下がった。リスクオフだ」と短絡的になるのは違いますし、
「HYGの価格がさらに下がるか」とさらに確認行為を求めるのは、
市場の織り込みが進んで、トレード機会を失ってしまいます。

「仮説」を立てることは、市場に対して適度な距離を保ちつつ、
「想定外」のことにも「対応」しやすくしたり、
予兆を見極められるのではと思うのです。

これはヒューリスティクスにあがなう行動と言えます。

まとめ

投資・トレードでプラン通り利益を上げるには、
「対応ができるか」どうかが明暗を分けます。

「予想」はプロでも外しますので、これだけを頼りにすることはできません。

「想定」をすることによって、値動きに対応することができるようになります。
想定外のことについては、市場参加者のヒューリスティクスを利用するか、
気づきから仮説を立てることでヒューリスティクスにあがないながら、
市場に対応することを試みます。

このことで、トレードでよく言われる「環境認識」という用語に留まらない、
投資・トレード行動を行うことができるのではないでしょうか。

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  • この記事を書いた人
Avo

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