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今日、東京区部消費者物価指数が公表されました。
時間: 08:30 AM, 国名: 日本, 指標名: 東京コアCPI 前年比
結果: 2.2%, 前回: 1.8%, コンセンサス: 2.1%
時間: 08:30 AM, 国名: 日本, 指標名: 東京CPI(食品・エネルギー除く) 前年比
結果: 1.9%, 前回: 1.8%
市況反応
前日から続く、ドル円の下落。
日本短期国債金利の上昇。中期債金利の下落。
ソース
統計局ホームページ/消費者物価指数(CPI) 東京都区部速報(最新の月次結果の概要)
https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-t.html
東京コアCPI、11月は+2.2%に加速 利上げ後押しとの声 | ロイター
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/XJGUWKPRUJLUNIVEQQBUDTJC5Y-2024-11-28/
OIS金利(スワップ金利)とOISカーブの推移とチャート
https://stock-marketdata.com/jpy-ois-overnight-index-swap#toc1
(論文)自然利子率の計測をめぐる近年の動向 : 日本銀行 Bank of Japan
https://www.boj.or.jp/research/wps_rev/wps_2024/wp24j09.htm
注目点
生鮮野菜を除く物価上昇の寄与度としては、「電気代」「外国パック旅行費」が大きい。
(電気・ガスは政府支援縮小のため)
生鮮野菜の寄与度も大きい。
今後の想定市況
日本国債1年金利(OIS金利がより好ましい)は0.5%に到達しようとしています。
現在の日本の政策金利が0.25%ですから、
プレミアムをあまり考えないとすると、
1年後にはさらなる金利上昇を織り込んでいることがわかります。
ソースで紹介したサイトではOIS金利が参照できますが、
1か月後にOIS金利が上昇していることがわかります。
利上げの可能性があることを市場は織り込んでいます。


不明点
日銀が緩やかながらも、どこまで利上げをするのかという点があります。
これについて、投資家視点では、
円の強さとCPIの結果を見ながらということになりそうです。
Avoの投資・トレード戦略
・ドル円
日本の利上げに敏感に反応する市場は為替市場でしょう。
2024年7から8月の、
円キャリートレードの巻き戻しのきっかけは日銀の利上げでした。
その後ドル円は156円まで戻したものの、
「日銀は相場が荒れると手を出せない」というセンチメントが
あったように思えます。
トレーダー視点では、
「物価の上がる円安では利上げが織り込まれ、
物価が落ち着いてくる円高では緩和的な姿勢になる」
という対応でいたいと思います。
※戦略は、あくまでAvo個人の売買に関する戦略であり、
読者に対する投資助言として推奨するものではございません。
トピックとしてアセットや銘柄に言及している場合もありますが、
売買タイミングやリスク管理などは明言いたしません。
あくまでも参考情報として捉えていただき、
最終判断はご自身の責任でよろしくお願いいたします。