書籍『デイトレード』
一度読んだことがあるのですが、
トレード界隈でおすすめされることの多い本『デイトレード』を再読しました。
『デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術』 オリバー・ベレス, グレッグ・カプラ, 林康史
再読して感じたこと
最初に読んだ時とはだいぶ印象が異なり、
トレードに関する珠玉のエッセンスが込められているように感じました。
「ぜひ手元に置いて、定期的に読み返したい」と思える本です。
タイトルは「デイトレード」となっていますが、
内容はトレード全般に当てはまります。印象に残った記述をいくつか書き出します。
印象に残った記述
バンドワゴン効果
最初は少人数の騒ぎであったものが、後追いでどんどん人が参加し、
阿鼻叫喚の様相となる。
多くの人が振り落とされ、沈静化したころ、
最初に参加し途中でちゃっかり様子見を決めていた人がまた参加する。
苦痛と快楽のサイクルを打破すること
勝つか負けるか取引の結果は副産物である。
勝つか負けるかではなく、その結果を導くに至った過程が重要。
それに注目することで、結果から生じる苦痛と快楽の悪循環から解放される。
負けが勝ちになりうる
勝ち続けることは、いかにうまく負けるかということと直接関係する。
事態が好転した際、その動きに参加できる資金を残しておける。
夜明け前が一番暗い
売り一辺倒になると、株式市場は上昇に転じる。
それはマーケットが悲観的に「なってしまった」ということ。
マーケットの状況は既に悪くなっていたということ。
まとめ
具体的なテクニックよりは、
ある種の概念(例えばうまく負けることの重要性)を
繰り返し説いているという印象ですが、
それらの概念はトレードを行う上でかなり重要であり、
ぜひ理解に結び付けたいところです。